犬がかかりやすい病気とはどんなものなのでしょうか。今や家族の一員となっている犬は人間と同じライフスタイルになっており野生では見られなかった生活習慣病から発生する病気が多くなっています。




犬がかかりやすい病気を知っておく

犬の病気には様々ありますが、それというのも犬には小型犬から大型犬があり、体型も 足長なものや、胴長なものなどバリエーションが豊富です。大事なのは、飼い主である人間が犬の体調や様子に常に気を配り、いつもと違う点や、気になる点があればすぐに対応できるようにしておきましょう。犬は体調が悪くてもしゃべることができないのですから。

犬種によってがかかりやすい病気が異なる

普段よく見られる犬種は約40種類以上存在しています。犬種別に原産地、遺伝子的系統に特徴があります。これが犬の体質の違いを生み犬種ごとにかかりやすい傾向があるようです。この辺りは人間と殆ど同じですね。そんな犬種ごとの病気になりやすい違いをざっと列挙してきます。
 

雑種(ミックス犬種)がかかりやすい病気

最近ミックスと言われる犬はもっとも本来の犬に近い姿をしています。これに対して血統書犬種は様々な特徴を持つ犬種同士を遺伝的に掛け合わせ生まれた犬種です。雑種は純血種の持つ遺伝的な欠陥が少ないため良い環境で飼えば長寿と言われています。
 

ヨークシャー・テリアがかかりやすい病気

我が家のクレアはこの犬種。この犬種は幼犬のときによく低血糖症を起こします。また膝蓋骨の脱臼はこの犬種が常に悩まされる病気だそうです。
かかりやすい病気 膝蓋骨の脱臼、ドライ・アイ、水頭症
 

柴犬がかかりやすい病気

我が家のご近所さんで良く見かける犬種です。交配、つまり血統のかけ合わせによる異常はほとんどないそうですが膝蓋骨の脱臼が時々見かけられるそうです。あとは外犬として飼われることが多いと思いますが、フィラリアに注意です。
かかりやすい病気 膝蓋骨の脱臼
 

ダックスフンドがかかりやすい病気

お知り合いのお家に13歳になるダックスフントちゃんがいます。網膜異常などにかかりやすい傾向があり、最も多いのはこの犬種の胴長短足の特徴により椎間板ヘルニアになりやすいそうです。
かかりやすい病気 白内障、眼瞼外反症、椎間板ヘルニア、糖尿病
 

チワワがかかりやすい病気

我が家のクレアのかかりつけの獣医さんにお邪魔すると時々出会う犬種です。犬の中でも最小小型種ですが、頭蓋骨にすき間があるため、ぶつけたり叩いたりしては絶対にダメです。叩いたりするのはどの犬種でももちろんダメですが。
また低血糖症になりやすい性質をもっているようです。
かかりやすい病気 低血糖症、ドライ・アイ水頭症

ドーベルマンがかかりやすい病気

先日クレアとご近所をお散歩中に出会いました。大きくてビックリ。ご近所さんにドーベルマンがいたことに驚きました。
時々「ふらつき症候群」を発症するようです。
また複雑な交配により生まれた犬種ですのでイヌにあるさまざまの病気を発症することもあるとのこと。
かかりやすい病気 ふらつき症候群、難聴、突然死

マルチーズがかかりやすい病気

こちらの犬種もお知り合いのお家にいます。お邪魔するといつもじゃれてきて帰宅するとクレアが私たちの周囲をクンクン匂いを嗅いできます。小型犬に共通する病気で水頭症、低血糖症、膝蓋骨の脱臼が大変多い犬種だそうです。
また涙が出やすく、ひどいときには外科治療を必要とするケースもあるようです。
かかりやすい病気 水頭症、低血糖症、膝蓋骨の脱臼、眼瞼内反症



犬によって特徴がある。食事などに気をつかっていこう

我が家の周りにいる犬種だけをピックアップしてみましたが、犬種によって体質の違いや遺伝的な要素が多くあり特徴的な病気が多いようです。我が家のクレアは膝蓋骨がやはり弱いと獣医さんで診断されたため以下を禁止されました

フローリングで走り回ること

ブレーキが効きにくく滑ってしまうそうです。その際に脱臼を起こすとか。このためフローリング部分でボール遊びをすることが多いクレアのためにホームセンターなどで売っているジョイントマットを引いております。
カーペットだと粗相をしてしまうので…。

↓本当はこういう方が綺麗ですし、人間にとっても良かったのですが

↓こういうタイプのものに変更になりました。

また足のマッサージは欠かせないものとなっています。
我が家のご近所にもこういうドッグマッサージをしてくれるところがあればいいなぁと思っています。なんといっても将来的な予防になりますしね。

犬に与える食事や住んでいる環境

ストレスなどによって病気予防はある程度できるでしょう。防腐剤や合成着色料、消毒剤が含まれていたり様々な動物の内臓、鶏冠、腫瘍した肉などを粉砕したドッグフードなどはやはり当初より避けるべきだと思います。そして色々調べていつまでも健康でいてもらいたいものですね。