子犬の頃は何かと病気にかかりやすいものです。犬が健康的にすごせる環境づくりや飼い主さんが気をつけてあげなければいけないことなと意外とあるものですよね。
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犬が摂取するワクチンについて
生後3ヶ月までは病気にならない環境づくりと適切なワクチンや食事管理などが必要になります。子犬は出産直後は初乳を飲んで初期段階の免疫をつけます。この時犬からもらう母子免疫というのは、生後約2ヶ月で効力を失ってしまうそうです。
世の中には、犬にとって命取りになる感染症が多くあります。感染症から身を守るためにワクチンを接種するといったことは義務となります。子犬を我が家に迎えたならば、ワクチンをきちんと接種するといったことが義務。また最後のワクチン前の子犬が家にいるなら外出した際に、靴も綺麗に消毒するくらい気を配って欲しいのです。
一吹きで消毒ができるものが色々売られていますから、玄関先に置いておきましょう。
子犬がうつワクチンの種類
※ワクチンは主に以下のものがあります。
- 2種混合ワクチン
- 5種混合ワクチン
- 8種混合ワクチン
ワクチンを接種する場合は、犬種やその子犬の体重にもよりますが都会であれば、5種混合ワクチンを接種していれば問題ないといわれています。ただアウトドアがご趣味だったりして山や海などにワンちゃんを連れて行く可能性が今後あるのでしたら、8種混合ワクチン以上を接種すべきかどうか獣医さんにご相談してみるといいらしいです。
日常生活から子犬の動きに注意する
子犬たちは免疫力か弱いので感染症・寄生虫病に注意することが必要です。特に気温や環境の変化に慣れていないためよく観察して体調の変化を見逃さないようにしましょう。
- 犬の元気がない
- 遊びに誘ってものってこない
- 尻尾を振らない
- 食欲がない
- 歩き方がぎくしゃくしている
- おしりを頻繁になめる
などの仕草を犬がよく見せる場合は要注意です。
またウンチやおしっこからも健康状態を知ることができます。軟便、下痢、硬便、血尿などがあれば病気の可能性があります。
犬も誤飲に気をつける
何よりも小さなものを飲み込まないようにしてあげてください。手の届くところに小さなもの、消しゴムや輪ゴム、ペンなど何でも飲み込もうとしてしまいます。お子さんがいらっしゃる家庭では特に注意しなければいけません。人間の子供に誤飲が多いように、犬も誤飲が多いのです。
私たちが気をつけてあげることで防げることはたくさんあるのです。
犬がかかりやすい感染症について
代表的な感染症には以下のものがあります。
- パルボウィルス感染症
- ケンネルコフ
- 犬ジステンバー
- コロナウィルス感染症
- 犬伝染性肝炎
- パラインフルエンザ
我が家のクレアも2ヶ月目の頃、ケンネルコフにかかり病院通いをしました。
犬の低血糖症に注意
子犬の時は胃が小さく少しずつしか栄養分を吸収できないそうです。そのため「1日3回~5回に分けてご飯をあげてください」と獣医さんから教えてもらったことがあります。
栄養を十分に取れないと低血糖症になる可能性があるそうです。そもそも血糖とは、血液の中で発揮されるエネルギーでそのエネルギー源が糖分。子犬のうちは自分の体内で糖分を作ったりする仕組みが発達していないので十分にエネルギーを吸収できないそうです。フードの回数を少ないということは空腹状態が続き、空腹状態が続くと体内の糖分が少なくなってしまうため低血糖症状でけいれんなどを引き起こす可能性があるそうです。
また冬場の寒い時期は体温を維持するために普段以上のエネルギーを必要とするから要注意です。
ヨークシャーテリアがかかりやすい病気
我が家のヨークシャーテリアのクレアさん。
ヨークシャーテリアがかかりやすい病気は主に以下のようなものが挙げられます。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼はヨーキーのみならず、小型犬に多くみられます。
膝のお皿が脱臼して起こる病気。 足をかばったり・ひきずったりする、足を痛がる、などの症状が見られます。
最初は無症状の場合が多く、進行すると徐々に脱臼した足を挙げて歩くことが多くなります。この病気の予防には、何と言っても膝に負担をかけないようにすること!なので、硬くて滑りやすいフローリングでの室内飼育は膝への負担が大きいので必ず、じゅうたんやマットなどを敷きましょう!
我が家ではジョイントマットと滑り止めのワックスを塗っています。
気管虚脱
気管虚脱は、乾いたせきや、いびき、苦しそうな呼吸音を出します。ときには吐き気が見られることも。空気の通り道がつぶれてしまう呼吸器系の疾患です。愛犬の肥満防止に努め、散歩の際は首輪にリードをつけるのではなくハーネスタイプのものを 使用するようにしていきましょう。
レッグ・ペルテス病
レッグ・ペルテス病は足を引きずる、足に力が入らない、後ろ足を持ち上げて歩いたり腰を触られると嫌がるなど、の症状が見られます。大腿骨頭への血行が阻害され、大腿骨の骨頭が壊死してしまう病気。はっきりした原因は不明なもののレッグ・ペルテス病には遺伝が関連している可能性も。異変を感じたら早めに動物病院へ行きましょう。