犬のシャンプーってどのくらいのタイミングで行いますか?
室内犬、外犬によって変わってくると思いますが、犬の体は洗わずに放っておくと被毛の汚れや皮膚の脂などが目立ってきて嫌なニオイの原因になります。また匂いだけではなく病気のもとになることも。皮膚や被毛を清潔に保つためにも定期的にシャンプーしてあげましょう。 ドッグサロンにお願いするだけではなく犬とのスキンシップにもなりますからお勧めです。



犬にはどんなシャンプーを使えばいいの

人用のシャンプーでいいのか?と聞かれることがありますが人用のシャンプーは刺激が強いそうです。犬は人間に比べて皮膚も薄いし毛質も違います。犬用シャンプーが販売されていますので犬用のシャンプーを購入してあげてください。
 
獣医さんに聞いてみてもおススメのシャンプーを教えてくれると思いますがネット販売の方が安いこともあります。またオーガニックな製品や、無添加製品も多く出ていますのであなたの犬にあったシャンプーを選んであげてください。
※単価は高いのですが1回の使用コストを計算すると実はそうでもないようです。

我が家のヨークシャテリアのシャンプー頻度

我が家のヨークシャテリアは10日に1度のペースでシャンプーをしています。獣医さんに言われたことがあるのですが少し皮脂が多いタイプ。小まめに洗ってあげないといけないのですが、しょっちゅう入ると体力を消耗します。そこで2週間ではなく10日に1回程度なのです。



犬のシャンプーの頻度はどのくらい?

シャンプーのしすぎは皮膚によくありませんが、皮膚の脂を洗い流すために2~4週間に1回くらいが目安のようです。我が家のヨークシャテリアさんは10日に1回を目安にしています。2週間近くたつと外で遊んでいるシーズンは何ともいえない..例えるならポップコーンを煎っているような匂いが漂います…

予防接種後やお薬投与後はシャンプーを控えたほうがいい時もありますので獣医さんに行ったときには必ず確認をします。
 


犬にシャンプーをする前に準備すること

シャンプーの前にブラッシングが必要です。被毛のもつれがある場合は、先にブラッシングしてから。ヨークシャテリアに限らず毛が長いタイプの犬は毛玉ができやすいのですが、この毛玉があったままシャンプーをしてしまうとその部分が固まってしまいほぐしづらくなってしまいます。そうするとお風呂で”ブルブル”をやられて人間はビショビショに…..。ブラッシングはシャンプー前に必ず行ってください。その時皮膚に傷、腫れなどがないかもチェックしてあげるといいですよ。
参照:犬のブラシやコームなどのグッズ

お湯は後ろからかけてあげる


獣医さんからも言われたことがありますが犬は熱いお湯が苦手。お湯はややぬるめ(34℃~36℃)の温度に設定します。顔や頭部からお湯をかけると驚いたり、耳にお湯が入ったりしますのでお尻のあたりから首のほうへ向かってゆっくりかけてきます。
 
シャワーを使う場合はヘッドを皮膚に軽く押しあてて密着させたほうが落ち着くそうです。高い位置からシャワーをかけると驚いてしまうので要注意です。

犬のシャンプーの洗い方は

シャワーで十分に毛穴を開いてから、シャンプー剤をよく泡立てて、人間の指の腹で揉むように優しく洗ってあげます。ゴシゴシこするのではなくてマッサージをするような感じがいいと思います。ポイントは以下のような感じです。
 

  • 肢のつけ根から汚れやすい足先まで1本ずつていねいに洗います。
  • 肉球の間にはゴミがあることが多いのでしっかり洗います。
  • しっぽを持ち上げておしりの穴のまわりを軽く泡立て洗います。
  • 内股は汚れやすい部分なので特に丁寧に洗ってあげてください。
  • 胸や背中も同じように指の腹を使ってマッサージするように泡立てて洗います。
  • 顔や顔の周囲は犬の顔を両手で包みこんで撫でるように。目や耳に泡が入らないように!
  • 綺麗にシャンプーを流してあげましょう

    顔や目の周りを洗ったら素早く目の周りの泡から洗い流します。この時犬の鼻を少し高くしてお湯をかけてあげたほうが苦しくないみたいです。

  • 犬の体の高い位置から順番に泡を洗い流していくような感じ
  • 首からお尻のほうへと全体の泡を洗い流します。
  • 毛の中や皮膚に泡が残っていないか確認しながらしっかりと泡を落とす
  •  
    この時、自分でブルブルッと体を振ったりしますので、転んだりしないようにしっかり支えてあげてくださいね。

    ※もしも耳の中に水が入ってしまったら、そのままにしておくと中耳炎などになることもあります。脱脂綿を適当な大きさにして耳の中に詰め指で耳を塞ぐようにしてお湯をかけるといいと思います。

    シャンプーが終わったら

    犬は濡れた体で長時間いると体力を消耗します。また冬場だと風邪をひいてしまうことも。濡れた体をギュッギュッとおさえるようにしながらタオルで拭いてあげましょう。

    吸水性のいいタオルをで、できるだけ水分を拭き取ります。念のために耳の中に水分が残っていないかチェック。水分があるようなら綿棒や脱脂綿などを使って拭き取ってあげます。

    仕上げはドライヤーで乾かしてあげる

    仕上げはブラシで毛を梳かしながらドライヤーをあてて乾かします。この時毛並みの逆からブラシをかけて毛の間や地肌に風があたるようにします。そうすると内側までしっかり乾いていきます。指の間もドライヤーをあててます。ここを濡れたままにしておくと変色したり時期によっては炎症を起こすこともあるようです。最後に毛が乾いたらブラッシング。毛が引っかからないかチェックしながら全身をブラッシングすることで血流もよくなります。

    ドライヤーの温度は?

    我が家もドライヤーの温度はどうすればいいのか悩み獣医さんに相談したのですが、「温風が自分の手も当たり、熱いと感じるなら犬も熱いですよ」と言われました。それからドライヤーは離して当てています。常温と温風を交互に当てているという感じでしょうか。熱さはドライヤーの性能にもよりますので、手で確認するのが一番です。ただ近すぎたり、同じところに当ててると火傷しちゃうので、まんべんなく…というのが良いみたいです。

    ここで書いているのは小型犬のヨークシャテリアのお話。柴犬みたいな中型犬やゴールデンレトリバーのような大型犬はまた違ってくると思いますので、ドッグサロンさんなどで相談してみるのが一番いいかもしれません!